子どもたちに、リアルな「性」「命」について学ぶ機会を

らもりーるで初の、養子縁組、里親に関するイベント、『まだ見ぬあなたに』の上映&トークセッションを開催しました^ – ^

見る人によって、様々な感じ方があった映画&トークセッションでした。

上映会の開催にあたった主なスタッフの感想と参加者さんのアンケートをご紹介します。

子どもたちにリアルな「性」「命」について学ぶ機会を

高校生の妊娠がテーマの映画の上映でしたが、きっとこれは、全然特別なことでは無いと思います。

映画の中では、高校生の彼女が誰にも言えず苦しみます。予期せぬ妊娠であり、近い大人からは祝福されない妊娠であったこと。予期せぬ妊娠は、なぜか女性が責められます。子どもは1人では身篭れないのに。

”命”誕生とは、何なのでしょうか?喜びにもなり、苦しみにもなる。

未成年の妊娠で多いのが17歳だと聞きました。今は、インターネットから様々な情報を得ることができます。その情報は正しいのか、まだ判断がつかない10代の子どもたちに保健体育ではないリアルな“性”について“命”について学ぶ機会も作る必要があると感じました。

“性”の捉え方、男女の性欲を満たすことと愛情の重さは同じではないです。

命の誕生において悲しみや苦しみを感じる人が減る活動もできればと思いました。

重要なのは、「血」より「縁」

キーワードは、養子というワードでしたが、養子であっても実子であっても重要なのはそこではなく“縁”であること。

血の繋がりはないのに、なぜか似てくることがあります。友達同士が似てきたり、夫婦が似てきたり。

それは、きっと同じ環境を共有し、喜怒哀楽を共感しあって過ごす時間があるからだと思います。

夫婦や親子、家族というのは、社会のなかでも1番小さくて1番濃い関係のコミュニティだと思います。それは、血縁関係が条件ではなく“縁”という証明の仕様がないものが繋いでいると思っています。

血縁関係であっても育てられないことはあります。それは、きっとこの世に遺伝子を残し、命を繋ぐことまでが役目であり、共に生きていく“縁”ではなかっただけなのではないでしょうか。

そして、いくら“縁”で繋がっていても子どもとの関係性に悩んだり、怒ったり、疲れてしまったりすることはあると思います。そんなときは、もう一つの大きな地域や仲間というコミュニティに頼ってみるのもひとつの手立てだと思いました。だからこそ、そのコミュニティを築いていくことの必要性を感じた会でした。

事務スタッフ ゆり

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