おもちゃと遊びの伝承

成長に寄り添うおもちゃを
後世にも受け継いでいきたい

子どもが遊ぶ代表的なおもちゃ「積み木」はご存知ですか?
誰でも一度は遊んだことがありますよね。

実はこの積み木、第2恩物なのです。
恩物とは、“遊びを通して学ぶこと”のために作られたおもちゃです。
恩物の創始者フレーベルが、子どもが成長する中で2番目に触れてほしいと思い作った物、それが積み木です。

では、産まれて一番始めに触れてほしいと思ったおもちゃは何でしょう。

自然界の完全系を球であるとし、
生後間もない乳児から幼児にいたるまでの最初に出会う遊び道具として
形体の基本であるマリを受け渡すことが最も最適であると考え
第1恩物は、柔らかい毛糸のボールとして考案されました。

ですが、積み木のように広がらず
現代の子どもたちが身近に手にすることはなくなりました。

らもりーるでは
ふんわり まるくて あったかい
赤ちゃんから長い期間安心安全に遊べるこのおもちゃを残していきたいと思っています。

遊び方は自由自在。
フレーベルが“神様からの贈り物”と呼んだこのおもちゃで大切な我が子の成長をたのしみませんか?

カラダとココロを育む ガーベ(恩物)

恩物には、第1~20番のガーベ(恩物)があり
シンプルな色と形の構成の中に、計算しつくされた学びの設計で
実際に、握ったり、転がしたり、積み上げたりして、楽しみながら学んでいける遊び道具です。
子どもたちが自分の力で学んでいけるように、シンプルな構成の中に、たくさんの思慮が隠れています。

 

フレーベルって誰?教育の目的と特徴って?

フレーベルは、幼児期の遊びの大切さに気づき、世界最初に幼稚園を設立したことで有名です。

乳幼児期の遊びは人間の発達に欠かせないものだとし
特に5歳までの遊びや学びが、子どもの発達や可能性を大きく伸ばすと考え幼児教育について尽力した人です。

子どもたちは、自ら絶えず何かを想像し、創り続ける創造的な存在で
欲求や感情を周りに対してありのままに表現することをサポートすることがフレーベル教育の大切な目的です。

自分と親だけの小さな世界に引きこもってしまうのではなく
自分も大人も自然も世界の一部だと感じることも目的の1つとして

外遊びを通じて、子ども自らが、観察力や知識、社会適応能力を育み
自然とのふれあいを重視した外遊びや歌遊び
ガーベを使って、自然観察の中での認識形式や創造性を発揮させることを大事にしています。

どうやってあそぶの?

豊かなおもちゃ遊びは、離乳食のように

赤ちゃんが1人でごはんを食べられるようになるまで、離乳食をつくったり、介助したりしますよね。
同じようにおもちゃも、安全で基本的な動作ができるもの、刺激の少ないものが大切となってきます。

おもちゃを介して親子で遊ぶ楽しい時間が
一人遊びやお友達との遊びを、より豊かに広げて、カラダとココロの土台をつくってくれるのです。

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子どもの視線の先を感じながら一緒に遊んでみましょう♪

大人から働きかけてみたり
子どもが興味を持って遊ぶ姿を見守ってみたり、子どもと同じ動作をしてみたり
楽しい!子どもの目がキラッと光った遊びの時に
『もう1回!』と人差し指出すのをサインに、繰り返し繰り返しあそぶ中で、子ども自ら遊びを広げていきます。

🌱わらべうたあそび

赤ちゃんは歌が大好きです。歌に合わせてガーベを動かしてみましょう。

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🌱感覚あそび

持つ、落とす、投げる、転がすなど、感覚的なあそびを楽しみます。

 

🌱まねっこあそび

大人がしているあそびをまねっこして楽しみます。

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🌱操作あそび

運ぶ、通す、つなげる、はさむなど操作するあそびに変化していきます。