シャボン玉あそびが育ててくれる、子どものチカラ

 

おうち時間に、ふわっと魔法を。

 

子どもと過ごすおうち時間。

毎日同じような遊びになったり、ちょっと退屈そうだったり…

そんな時、ふわっと空に舞うシャボン玉は、ママの味方になってくれます。

実はシャボン玉あそびは、ただ楽しいだけじゃなく、

0〜2歳の子どもの発達にとってもうれしいことがたくさん詰まっているんです。

 

シャボン玉遊びの時間に込められた育ち

 

ふわふわを見つめて、自然に集中する時間に

ゆらゆらと空に浮かぶシャボン玉を、じっと見つめるそのまなざし。

夢中になる中で、集中する力や“見る力”が育まれていきます。

「あ…」と見つけて、「どこいくの?」と目で追いかけて

そんな何気ない時間も、子どもの心と体を育てています。

吹いたり、追いかけたり――全身で楽しむあそびに

ふーっと吹いてみたり、走って追いかけたり、手をのばしたり。

シャボン玉あそびは、子どもが自然に体をたくさん使う遊びです

お口や指先、手足まで。遊びながら「からだの使い方」を学んでいくんですね。

 

「きれい!」きえちゃった!」…感じたことをことばにする体験に

シャボン玉の不思議さや美しさに出会った時、子どもは心を動かされます。

そして、その気持ちを自分なりの言葉で伝えようとし始めます。

小さな「ことばの芽」がふくらむ瞬間。

感じる心と言葉が、やさしくつながる時間です。

 

 

育つ力はこんなにたくさん!

☑️身体機能の発達

吹く動作で、口まわりの筋肉や呼吸の力が育ちます 追いかける中で、バランス感覚や足腰の発達にもつながります

☑️目と手・目と体の協応

シャボン玉を見ながら、手でつかまえようとすることで、“見たものに合わせて動く”力が育ちます

☑️感情の表現・共感力

「すごいね」「また出たね」など、大人と気持ちを共有する中で、喜びや驚き、いろんな感情を表現する力が育ちます

☑️言葉の発達

「まるい!」「いっぱい!」など、感じたことを言葉にする経験が、語彙を増やし、“伝える”楽しさを教えてくれます

☑️好奇心・探究心

「どうして浮かぶの?」「どうして消えるの?」という素朴な疑問が、のちの科学的思考の芽になります

 

もっと楽しく、もっと育つ♪

ママ・パパのちょっとした声かけ

子どもは、大人のことばや表情をしっかり受け取っています。

シャボン玉あそびをもっと豊かにする、やさしい関わり方をご紹介します。

🌱「いっしょに大きいの作ってみようか?」

 → “チャレンジしてみよう”という気持ちを引き出します

🌱「つかまえられるかな?せーのっ!」

 → 運動とタイミングの遊びが楽しくなります

🌱「風があるとよく飛ぶね」「お日さまに当たるとキラキラだね」

 → 発見を共有することで、感性と言葉が広がります

 

おわりに

シャボン玉は、ほんのひと吹きで、

子どもも大人もふわっと笑顔になる魔法の遊び。

0〜2歳のこの時期に、

「見る」「感じる」「動く」「話す」――そんなたくさんの“育ち”が、遊びの中にあります。

お天気のいい日には、ぜひベランダやお庭、公園などでシャボン玉あそびを♪

そして、ふわふわのシャボン玉を追いかけるわが子を見ながら、

ママ自身の心にも、やさしい風がふきますように