カラダとココロを育むガーベ。

神さまからの贈り物、ガーベとは?

子どもたちに受け継いでいきたいおもちゃがあります。
それは、ドイツの教育学者フレーベルが創案した、幼児の自己活動を促進するための遊び道具。
神が幼児に贈った贈り物の意として、ドイツでは【ガーベ】と呼ばれています。
日本には、明治初期に導入され、【恩物】と呼ばれています。

第1~20番のガーベ(恩物)があり、多くの子どもたちに親しまれている積み木もその1つです。
シンプルな色と形の構成の中に、計算しつくされた学びの設計。
実際に、握ったり、転がしたり、積み上げたりして、楽しみながら学んでいける遊び道具です。
子どもたちが自分の力で学んでいけるように、シンプルな構成の中に、たくさんの思慮が隠れています。

自然界の完全形とした球と虹を用いて創案された第1ガーベは
生後間もない乳児から幼児にいたるまでの最初に出会う遊び道具として
形体の基本であるマリを受け渡すことが最も最適であると考え
柔らかい毛糸のボールとして考案されました。

フレーベルって誰?教育の目的と特徴って?

フレーベルは、幼児期の遊びの大切さに気づき、世界最初に幼稚園を設立したことで有名です。

乳幼児期の遊びは人間の発達に欠かせないものだとし
特に5歳までの遊びや学びが、子どもの発達や可能性を大きく伸ばすと考え幼児教育について尽力した人です。

子どもたちは、自ら絶えず何かを想像し、創り続ける創造的な存在で
欲求や感情を周りに対してありのままに表現することをサポートすることがフレーベル教育の大切な目的です。

自分と親だけの小さな世界に引きこもってしまうのではなく
自分も大人も自然も世界の一部だと感じることも目的の1つとして

外遊びを通じて、子ども自らが、観察力や知識、社会適応能力を育み
自然とのふれあいを重視した外遊びや歌遊び
ガーベを使って、自然観察の中での認識形式や創造性を発揮させることを大事にしています。

豊かなおもちゃ遊びは、離乳食のように

赤ちゃんが1人でごはんを食べられるようになるまで、離乳食をつくったり、介助したりしますよね。
同じようにおもちゃも、安全で基本的な動作ができるもの、刺激の少ないものが大切となってきます。
おもちゃを介して親子で遊ぶ楽しい時間が
一人遊びやお友達との遊びを、より豊かに広げて、カラダとココロの土台をつくってくれるのです。

子どもの視線の先を感じながら一緒に遊んでみよう♪

大人から働きかけてみたり
子どもが興味を持って遊ぶ姿を見守ってみたり、子どもと同じ動作をしてみたり
楽しい!子どもの目がキラッと光った遊びの時に
『もう1回!』と人差し指出すのをサインに、繰り返し繰り返しあそぶ中で、子ども自ら遊びを広げていきます。

わらべうたあそび

赤ちゃんは歌が大好きです。歌に合わせてガーベを動かしてみましょう。

 

感覚あそび

持つ、落とす、投げる、転がすなど、感覚的なあそびを楽しみます。

 

まねっこあそび

大人がしているあそびをまねっこして楽しみます。

操作あそび

運ぶ、通す、つなげる、はさむなど操作するあそびに変化していきます。

 

想像力と創造力を育む

子どもたちの様々な力を育むには「余白」があることの大切さを感じます。
その余白に入るものが、子どもの想像力であり、創造力。
素材のようにシンプルで「何にでもなれる」ガーベは、自分でどんなあそびにも展開していくことができます。
感覚あそび、まねっこあそび、操作あそびの中で、好奇心・探究心・考える力が育まれます。
記憶したことを再現するみたて・つもりあそびから、ごっこあそびへと変化して、ストーリーを創造してあそびを展開していくことができます。
この遊び全てのプロセスが想像力と創造力を育みます。

みたて・つもりあそび

ガーベを実際に見たことがあるものに見立てて(置き換えて)遊びます。
例えばりんごなどの果物に見立てて、食べているつもりになって遊びます。

ごっこあそび

お店屋さんやお風呂屋さん、日常の中で印象深い場面を再現して遊びます。
年齢によって遊び方、お友だちとの交わり方は変化していきます。

「にじいろガーベ」をつくりました!

らもりーる独自の「にじいろガーベ」をつくりました!
フレーベル館に、にじいろガーベの販売許可を頂き、お母さんたちが1つひとつ手編みして作ったものを販売しています。

こちらで購入できます⇨⇨⇨ネットショップ でいじーや

にじいろガーベの魅力と遊びかたを発信してます⇨⇨⇨Instagram にじいろガーベ