「頑張りすぎやすいタイプ」と診断されたあなたへ

3歳までの“親子のきずな”は、今と未来の子どもへ、親が受け渡せる一生の宝物です。

この記事を参考に、さらに絆を深めてもらえれば幸いです♪

 

⇒子どもと自分の絆タイプを知りたい方は、まずはこちらから

私と子どもの絆診断|今の愛着バランスをチェック(0歳~1歳半編)

私と子どもの絆診断|今の愛着バランスをチェック(1歳半~3歳編)

 

頑張りすぎやすいタイプの特徴とplus@ポイント

穏やかでおおらかに、人生を楽しめるタイプですが、
感情表現が控えめだったり、快・不快の感覚が鈍感なことで、
“がんばりすぎる”傾向もあります。

以下の特徴やplus@ポイントを参考に、さらに良好な親子関係を目指しましょう。

お子さんの特徴

・落ち着いていて感情表現が少ない

・快・不快が控えめに表れても、心ではしっかり感じている

・甘えや不安を小さなシグナルで表現

・痛みや周囲の刺激に強くたくましい

お母さんの特徴

• 育児をおおらかに楽しみ、細かいことにとらわれない

• 外出や人との交流が好きで活発な関わりができる

• 表面的な穏やかさに安心しすぎてしまうことがある

• 行動重視で、言葉や感情面は後回しになりがち

 

plus@ポイント

・表情や動きなど、小さなサインを敏感にキャッチ

・積極的にスキンシップを取り入れる

・静かな「余白の時間」を作って感情や要求が育つ環境を整える

 

 

がんばりすぎちゃうタイプの親子関係向上法〜解説編

✓ 小さなサインに気づく

不安や甘えたい気持ちを小さなサインで表現していることがあります。例えば、目で追う、体を固くする、静かにそばにいるなどの行動が見られたら、それは「抱っこしてほしい」「そばにいてほしい」というサインかもしれません。見逃しやすいシグナルに気づいて、「不安だったね!ママのところにおいで!」「一緒に行く?待ってる?」などリアクションを大きく積極的に関わってあげることで、「分かってもらえてる」という安心感と「甘えてもいいんだ、甘えたい」要求と行動が引き出されていきます。

✓ さりげないスキンシップを増やす

泣いたり、抱っこを求める姿が少ない時は、こちらから目を合わせる、抱っこ、手をつなぐ、ベビーマッサージやふれあい遊びなど身体的な接触を増やしてみてください。触れ合いを通じて、「いつもあなたを見ているよ」「そばにいるよ」と安心感を伝え絆を深めることができます。安心感が満たされることで、子ども自身からの要求発信が引き出されていきます。

✓ 子どものペースを尊重する

余白ある時間や静かな空間をつくりお子さんのペースを尊重することで、感情や要求が引き出されやすくなります。
色んな感情を感じられる体験を積み重ねながら、表現できる場をつくっていけたらいいですね。
特に、不安な感情を感じた時に「困ったときはママ・パパが助けてくれる」という安心感を持てるような関わりを心がけることで、親子の絆が深まっていきます。

✓ 親自身の感情も大切に表現する

もしかしたら、ママやパパ自身が感情表出が苦手だったり、泣くことや怒ることはダメなど、感情に優劣をつけていたりしませんか?
親が「楽しい」「悲しい」「ちょっと困ったことがあるよ」と素直に表現することで、子どもも感情表現を学べます。

 

頑張りすぎやすいタイプの親子関係向上法〜実践編

活用するコミュニケーション方法

・夜寝る前10分、体も気持ちも子どもに意識を向けて丁寧に触れ合う時間を持つ

・小さなサインに対して大きなリアクションで応える

・自然豊かな景色やお散歩などで“心動く体験”を一緒に味わう

※0歳の赤ちゃんでも、お母さんからの語りかけはしっかりと聞いていて、認知する力や見通しをもつ力につながっています。

 

意識するポイント

・子どもの反応の変化に気づく

・自分の好き嫌い、子どもの好き嫌いを拾い集める

・子どもの感情や要求が出やすくなったら、対応を変化させていくことを忘れずに

 

 

まとめ

「がんばりすぎちゃうタイプ」のお子さんは、穏やかでおおらか、人生を楽しむ力を持っています。

しかし、環境によっては、親にSOSや感情を出しづらく頑張りすぎてしまうことがあります。親も気付きにくく、それが要因となって親子の絆に支障がでてしまうことがあります。
保育園や小学校に入る時や、家族が増える時、家庭内で何かあった時、両親の仕事が忙しい時などは、特に留意してみてあげるといいかもしれません。
親が気づきにくくても、子どもは小さな声でサインを送っています。そのサインに気づき、適切なリアクションやスキンシップを加えることで、親子の絆はもっと豊かになり、相互信頼が深まります。

とはいえ、そのようなタイミングは、ママ・パパ自身も大変な時期だと思うので、無理をせず、周りに頼る強さをもって、まず親である自分を労わる時間を大切にしてくださいね。

親子で共に成長していきましょう。

 

以上が「がんばりすぎちゃうタイプ」の解説記事となります。

ご参考になれば幸いです。

「がんばりすぎちゃうタイプ」は、「しっかり安心タイプ」と、環境や時期などで、行き来することが多いので、こちらの解説も読んでみてくださいね!

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